2023年10月から施行されるインボイス制度、まさにもう待ったなしですね。そして2024年1月からは改正電帳法も適用されます。企業経営において次から次へ新たな法制度に対応していくのはとても大変であり後ろ向きになりがちですが、当社では、いいタイミングなので逆にグングン前に進めちゃおう、とプラス思考で乗り切ろうと思っています(そうでもないとやってられない、というのもありますが)。
インボイスや電帳法に対応をするだけではつまらない。それよりもこの際、業務のボトルネックとなるものを徹底的にやっつけちゃおう、ということで当社では販売管理の業務フロー見直しを行っています。時限目標を立て、プロジェクトチームを組み、ITベンダーと要件定義を繰り返し、秋口の新システム導入を目指して活動をしています。これにはある程度の時間も手間もかかります。しかし「効率改善で社内業務が楽になる」「ペーパーレスの素敵なオフィスで仕事ができる」などのプラス面をイメージしてもらい、プロジェクトのモチベーションを持続しています。たしかに今までの慣れた業務フローが変わることで一時的に仕事が煩雑になるというマイナス面もあります。しかし紙伝票で埋もれた職場でこれからもずっと働き続けるのもまたつらいですね。要はどっちにマインドを持っていくかだと思います。物事にはプラス面とマイナス面があり、人はえてして足元のマイナス面を見がちです。しかしその先には明るい未来が待っているというプラスのイメージできると改革のモチベーションは高まると思っています。
話は変わりますが、パナソニック創業者の松下幸之助さんは、「病気がちで、家が貧しく、学歴もなかったから成功できた」と語っています。ふつうに考えれば、それは「うまくいかない理由」でしょう。でも彼は、病気がちだったから、人にお願いするしかなく(それが日本初の事業部制を生みました)、貧しかったから、多少のことでへこたれない人間になり、学歴がなかったから、生涯学び続ける姿勢を持てたといいました。事実は一つ、考え方は二つ、なんです。
インボイスのその先には明るい未来が待っている、当社はそんなプラス思考のマインドで日々奮闘しています。
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